2014年02月24日
冬季ツーリング装備まとめ(バイク編)
極寒の中をバイクでツーリングと聞くと、なんだか罰ゲームの様に聞こえますよね(笑)
でも防寒装備さえしっかりしていれば、寒さはなんとでもなります。
ウエア類はもちろんバイクにも寒さや積雪路走行の対策が必要ですが、
真夏の暑い中でキャンプツーリングするよりは、よっぽど快適だと思います。
(おかしいですか?)
冬季キャンプ道具の記事はこちら→冬季ツーリング装備まとめ(キャンプ編)
防寒ウエアの記事はこちら→冬季ツーリング装備まとめ(ウエア編)
極寒キャンプツーリングの記事はこちら→「厳冬期信州キャンプツーリング」
◆バイクの防寒対策
極寒の中バイクで走ってて一番冷えるのは手です。(冷えると言うより痛い)
氷点下の気温では、どんなにごっついグローブを使おうが
指の感覚が無くなるのは時間の問題です。
そこで素晴らしい効果を発揮するのがハンドルカバーです。
私はオフ車の定番、ラフアンドロードのホットウォーマーを使用しています。
装着状態

見た目はカッコ悪いかも知れませんが、これを使うと劇的に手が痛く無くなります。
しかし、痛みは無くなりますが冷える事からは逃げられません。
そこで登場するのが「グリップヒーター」です。
ホンダ純正のグリップヒーター
これを装着すれば完璧です。冷たくないどころか、コタツ状態になります(^^)
ネット上で「効果がイマイチ」なんて意見も偶に見かけますが、
おそらく電源の供給が上手く出来ていないのでは無いでしょうか。
それにハンドルカバーが無いと、効果は半減ですね。
私はメーカー純正の接続キットは使用せずに、バッテリーからリレーを介して
電源を供給しています。
これで動作も安定しますし、最高温度設定にすれば低温やけどしそうなくらいに熱くなります。
-8℃のツーリング中も5段階の3ぐらいで十分暖かいです。
あとは、まだ装着していませんが風防があればより良いかもですね。
◆バイクの雪中走行対策
冬季にわざわざ山中にツーリングに行くのであちこちで積雪路が現れます。
(まっ、雪を求めて出かけているんですが…(笑))
リアタイヤがグリップしない時は、足で漕ぎながら登らなければなりません。
なのでバイクの足付きが良くないと非常に困ります。
しかし、XR250は結構シート高があります。(それとも私の股下が短いのか?)
そこで、足付き改善対策が必要になってきます。
私が行った足付き改善は、
「リアサスのリンクロッド交換」
「リアサスのイニシャル抜き」
「フロントフォークの突き出し増加」
の三点です。
リアサスのリンクロッドはラフアンドロードの物を使用しています。
リンクロッド

リアサスのイニシャルはサスペンションユニットのイニシャルアジャスターを3回転ほど緩める。
倒立サスのXR250の場合、フロントフォークは構造上あまり突き出せ無いのですが、
少しでも前後のバランスをとる為に、可能な範囲で突き出しています。
(正立フォークは結構突き出せる様です。)
これでかなり足付きは改善されました。まぁこれでもセローの足付きには負けますが。
そして、これが無いと話にならないのが「スパイクタイヤ」です。
スパイクタイヤ

新雪のフカフカ路面であれば、ブロックタイヤのみでもそこそこ行けるのですが、
アイスバーンになるとバイクは全く進めません。直進すら不可能です。
以前に全面つるぴかアイスバーンと化した舗装林道に普通のブロックタイヤで進入した時は
何回転倒したのか分からないほどコケまくりでした。
しかし、これさえあればアイスバーンや凍結路面は普通に走行できます。
(スパイクが有っても勿論滑ります。スパイク無しと比較しての話です。)
注「私のツーリングでは、雪の有る道路のみでスパイクタイヤを使用しています
雪の無い舗装路ではノーマルタイヤで走行していますので、参考にされる方はご注意を…」
◆その他の装備
あと、無くても良いのですが、有ると便利な装備です。
シガーソケット、温度計等ですね。
装着写真

「シガーソケット」
シガーソケットは携帯電話などの充電に便利です。
気温が氷点下を下回ると、電池系のものは全て使用可能時間が短くなります。
アルカリ乾電池などはほとんど使用出来ません。リチウムイオン系の充電池も寒さには弱いです。
携帯電話やデジカメはインナーウエア等のポケットに入れて冷やさない工夫が必要です。
乾電池を使用する場合はリチウム系の1次電池が最強ですね。
使用可能温度は-40℃~60℃と明記もされており、-10℃程度では容量減少もほとんど感じません。
(エナジャイザーの単3型やカメラ用のCR123Aなどです。)
「時計付き温度計」
MOTOFIZZ サーモクロックと言う製品です。
走行中に時間も確認できますし、キャンプの時の気温も確認できます。
なんと言っても、過去8時間の気温を30分刻みで記憶してくれる機能が最高です。
キャンプの朝、起きた時間が最低気温とは限りませんので、
これがあると何時に何度まで冷え込んだのかを知ることができます。
表示する温度も、他の数種類の温度計と比較しましたが、かなり正確に計測していると思います。
ただし、ガラス管の温度計等と比べて温度変化への追従が遅いです。
ですので、走行中の気温の変化等はあまり当てになりません。
もちろん直射日光を受けている時も実際の気温とはズレてしまいます。
使い方さえ見極めれば便利な温度計だと思います。
◆エンジン始動(オプションキックペダル)
最後にエンジンの始動についてです。
最近のバイクはインジェクションになっているので低温時もすぐにエンジン始動できるのかな?
私のXR250は勿論キャブレター式です。
それにバイクのバッテリーも、もれなく寒さには弱いです。
同じXR250でも個体差はあると思いますが、私のXR250の場合は、
-5℃辺りでセルでの始動は困難になってきます。
ですのでオプションキックペダルが大活躍です。
-10℃辺りになるとキックを蹴りまくっても中々始動しませんでした。
もちろんチョークは引っぱっています。
中々始動しない時の最後の手段は、キャブレターにお湯を掛けて燃料の気化を促進します。
もしかすると、単にキャブ内のチョーク周りが詰まりかけているだけかも知れませんが(笑)
一度、キャブのオーバーホールもした方が良さそうですね。
走行中はアイシングなどの症状に遭遇した事はないですが、厳冬期の北海道などでは
なんらかの対策が必要かも知れません。
あとは「快速旅團」さんとこで、キャタピラキットを購入すれば無敵か?

以上が冬季ツーリング(特に雪中ツーリング)でのバイクの装備です。
他の装備は夏のツーリング時の装備をそのまま使用しています。
何か他に思い出せばまた追記します。
でも防寒装備さえしっかりしていれば、寒さはなんとでもなります。
ウエア類はもちろんバイクにも寒さや積雪路走行の対策が必要ですが、
真夏の暑い中でキャンプツーリングするよりは、よっぽど快適だと思います。
(おかしいですか?)
冬季キャンプ道具の記事はこちら→冬季ツーリング装備まとめ(キャンプ編)
防寒ウエアの記事はこちら→冬季ツーリング装備まとめ(ウエア編)
極寒キャンプツーリングの記事はこちら→「厳冬期信州キャンプツーリング」
◆バイクの防寒対策
極寒の中バイクで走ってて一番冷えるのは手です。(冷えると言うより痛い)
氷点下の気温では、どんなにごっついグローブを使おうが
指の感覚が無くなるのは時間の問題です。
そこで素晴らしい効果を発揮するのがハンドルカバーです。
私はオフ車の定番、ラフアンドロードのホットウォーマーを使用しています。
装着状態

見た目はカッコ悪いかも知れませんが、これを使うと劇的に手が痛く無くなります。
しかし、痛みは無くなりますが冷える事からは逃げられません。
そこで登場するのが「グリップヒーター」です。
ホンダ純正のグリップヒーター

これを装着すれば完璧です。冷たくないどころか、コタツ状態になります(^^)
ネット上で「効果がイマイチ」なんて意見も偶に見かけますが、
おそらく電源の供給が上手く出来ていないのでは無いでしょうか。
それにハンドルカバーが無いと、効果は半減ですね。
私はメーカー純正の接続キットは使用せずに、バッテリーからリレーを介して
電源を供給しています。
これで動作も安定しますし、最高温度設定にすれば低温やけどしそうなくらいに熱くなります。
-8℃のツーリング中も5段階の3ぐらいで十分暖かいです。
あとは、まだ装着していませんが風防があればより良いかもですね。
◆バイクの雪中走行対策
冬季にわざわざ山中にツーリングに行くのであちこちで積雪路が現れます。
(まっ、雪を求めて出かけているんですが…(笑))
リアタイヤがグリップしない時は、足で漕ぎながら登らなければなりません。
なのでバイクの足付きが良くないと非常に困ります。
しかし、XR250は結構シート高があります。(それとも私の股下が短いのか?)
そこで、足付き改善対策が必要になってきます。
私が行った足付き改善は、
「リアサスのリンクロッド交換」
「リアサスのイニシャル抜き」
「フロントフォークの突き出し増加」
の三点です。
リアサスのリンクロッドはラフアンドロードの物を使用しています。
リンクロッド

リアサスのイニシャルはサスペンションユニットのイニシャルアジャスターを3回転ほど緩める。
倒立サスのXR250の場合、フロントフォークは構造上あまり突き出せ無いのですが、
少しでも前後のバランスをとる為に、可能な範囲で突き出しています。
(正立フォークは結構突き出せる様です。)
これでかなり足付きは改善されました。まぁこれでもセローの足付きには負けますが。
そして、これが無いと話にならないのが「スパイクタイヤ」です。
スパイクタイヤ

新雪のフカフカ路面であれば、ブロックタイヤのみでもそこそこ行けるのですが、
アイスバーンになるとバイクは全く進めません。直進すら不可能です。
以前に全面つるぴかアイスバーンと化した舗装林道に普通のブロックタイヤで進入した時は
何回転倒したのか分からないほどコケまくりでした。
しかし、これさえあればアイスバーンや凍結路面は普通に走行できます。
(スパイクが有っても勿論滑ります。スパイク無しと比較しての話です。)
注「私のツーリングでは、雪の有る道路のみでスパイクタイヤを使用しています
雪の無い舗装路ではノーマルタイヤで走行していますので、参考にされる方はご注意を…」
◆その他の装備
あと、無くても良いのですが、有ると便利な装備です。
シガーソケット、温度計等ですね。
装着写真

「シガーソケット」
シガーソケットは携帯電話などの充電に便利です。
気温が氷点下を下回ると、電池系のものは全て使用可能時間が短くなります。
アルカリ乾電池などはほとんど使用出来ません。リチウムイオン系の充電池も寒さには弱いです。
携帯電話やデジカメはインナーウエア等のポケットに入れて冷やさない工夫が必要です。
乾電池を使用する場合はリチウム系の1次電池が最強ですね。
使用可能温度は-40℃~60℃と明記もされており、-10℃程度では容量減少もほとんど感じません。
(エナジャイザーの単3型やカメラ用のCR123Aなどです。)
「時計付き温度計」
MOTOFIZZ サーモクロックと言う製品です。
走行中に時間も確認できますし、キャンプの時の気温も確認できます。
なんと言っても、過去8時間の気温を30分刻みで記憶してくれる機能が最高です。
キャンプの朝、起きた時間が最低気温とは限りませんので、
これがあると何時に何度まで冷え込んだのかを知ることができます。
表示する温度も、他の数種類の温度計と比較しましたが、かなり正確に計測していると思います。
ただし、ガラス管の温度計等と比べて温度変化への追従が遅いです。
ですので、走行中の気温の変化等はあまり当てになりません。
もちろん直射日光を受けている時も実際の気温とはズレてしまいます。
使い方さえ見極めれば便利な温度計だと思います。
◆エンジン始動(オプションキックペダル)
最後にエンジンの始動についてです。
最近のバイクはインジェクションになっているので低温時もすぐにエンジン始動できるのかな?
私のXR250は勿論キャブレター式です。
それにバイクのバッテリーも、もれなく寒さには弱いです。
同じXR250でも個体差はあると思いますが、私のXR250の場合は、
-5℃辺りでセルでの始動は困難になってきます。
ですのでオプションキックペダルが大活躍です。
-10℃辺りになるとキックを蹴りまくっても中々始動しませんでした。
もちろんチョークは引っぱっています。
中々始動しない時の最後の手段は、キャブレターにお湯を掛けて燃料の気化を促進します。
もしかすると、単にキャブ内のチョーク周りが詰まりかけているだけかも知れませんが(笑)
一度、キャブのオーバーホールもした方が良さそうですね。
走行中はアイシングなどの症状に遭遇した事はないですが、厳冬期の北海道などでは
なんらかの対策が必要かも知れません。
あとは「快速旅團」さんとこで、キャタピラキットを購入すれば無敵か?

以上が冬季ツーリング(特に雪中ツーリング)でのバイクの装備です。
他の装備は夏のツーリング時の装備をそのまま使用しています。
何か他に思い出せばまた追記します。
Posted by へっぽこ at 23:14
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