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普段は紀伊半島を中心にキャンプツーリングを楽しむバイク乗り。
酒と極寒雪中キャンプツーリングを愛する健全な変態へっぽこライダーです。
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2016年08月19日

2016流氷ツーリング(4日目前編)

2016年2月17日
摩周~屈斜路湖~硫黄山



ツーリング4日目の朝、6時起床。
お巡りさんを呼ばれることも無く、寝入ってからは一度も目を覚まさず6時間ほど眠れた。

マットの下に雪も無いのでシュラフの中は暖かい。
ただ、鼻は冷たくてしかたがない…。

さて恒例の気温確認。
シュラフのジッパーを開けると、重く冷たい空気が一気に入り込んできた。

「おー、かなり冷えてるねー♪」

などと思いつつ温度計を確認すると-19℃。



テント無しでも寝れるもんだな♪




おしい! あと少しで-20℃




清々しい静かな朝




北海道に上陸してから今日で5日目。
体も寒さに慣れてきた様で、-20℃近辺でも寒さはほとんど感じなくなってきた。
寒さに対抗して体が基礎代謝を活発にし、体温を維持しようとしているのを実感できる。

残念ながら-20℃には少し届かなかったものの、
露天野宿では自身の最低気温記録を更新できてニコニコ(笑)

この気温でも就寝時にカイロ等の熱源はまだ使っていない。
(昨年の夕張での-25℃幕営もカイロは不使用。)
使い捨てカイロを併用すれば「-25℃露天野宿」も問題なさそうだ。


気温確認を終えてホットコーヒーをすすりつつ、すぐ横を流れる釧路川を見に行く。

おぉ。川の水温の方がかなり高いのか、川から湯気が上がっている。
大阪じゃ中々見れない景色だなぁ。


幻想的な釧路川



朝日が眩しい





道の駅に戻ると、自転車の紳士達が出発する所だった。
「お気をつけて!」
と声を掛けて見送る。
最後まで無事に旅を終えてほしいと、祈る気持ちで手を振った。



さて、自分は出発前に色々やらねばならない事がある。
バイクの修理と点検だ。

現在の不具合を羅列すると…。
1、回るけど凍って抜けないメインキー(一昨日から)
2、ウインカースイッチも凍ってて固すぎる(昨日から)
3、昨日の転倒でミラーが固定できない
4、ステップがまだ曲がってる

一昨日、給油する時にメインキーが抜けなくて焦ったけど、
普段から予備のキーも持っているので無事に給油できた。


先ずはメインキーとウインカースイッチのへ対処。
お湯を掛けて融かした所で、またすぐに凍って意味がないので、
エタノールで洗浄する。


数日振りに抜けた♪



ウインカースイッチはバラして洗浄(ピンボケ)




ミラーはユニバーサルホルダーが割れてしまってるので、
車載工具のスパナを補助にしてアルミテープとダクトテープでグルグル巻きに。
ステップはタイヤレバーを突っ込んでひん曲げる。

これでよし!


ぐいぐい戻す!


これだけは直せない XRよすまぬ…。



あとは各所の点検。
結構な速度で氷壁に突っ込んだけど、幸い足回りは大丈夫だった。
(リム打ってパンクしなくて良かったよ…。)
タイヤのエア圧の確認と、チェーンの給油を済ませて整備完了。
タイヤのピンも今の所は大丈夫だ。
(ここまでの走行距離は792km)


フロントは全く問題なし



リアのセンターは消耗が早い




昨日、転倒した時は「ここで旅も終わりか…。」と泣きそうになったけど、
これで今日から気持ちよく走れる♪

と、缶コーヒーをちょっと置いていたら凍ってしまっている…。
足湯で温めて飲み干す。
時刻は10:00、流氷目指してツーリング4日目出発!


さて、流氷見に行きますか!





先ずはすぐ近くの屈斜路湖の和琴半島へ向かう。

幹線道路は除雪が行き届いていてドライ路面。
しかし一本入れば真っ白だ。


和琴半島へ圧雪路 驚きの白さ!



屈斜路湖 見事に凍ってますな




ここにはたしか、無料の露天風呂があったはず、と確認しに行くと…。

ただの池みたいなんですけど…(^^;)



これは中々に入り辛い温泉だな…。
ま、ドライヤーが無い所で入ると頭が凍っちゃうので入らんけど(汗)

屈斜路湖を後にして道道52号を湖沿いに走る。
するとモクモクと水蒸気が出ているのが見えてきた。
何があるのか知らなかったので地図を見ると「硫黄山」とある。

駐車場に入って行くと車や観光バスが何台も停まっていて観光客で賑わっている。
そんな所にテント積んだバイクがのそのそと…。
もちろん「なに?このバイク、頭おかしいの?」
的な視線を向けられるので写真を撮ったらそそくさ退散w


湯気がモクモク硫黄山


間近で見ると中々の迫力




さらに道道52号を進んで12時、セイコマで小休止。
朝食抜きだったのでチーズ蒸しパンを一個食べる。


さぁ、ここからR391を北上すれば、もうすぐオホーツク海だ。


流氷がひしめき合う、真っ白な海を見れるのか!?






4日目後編へつづく。












  


2016年08月17日

2016流氷ツーリング(3日目後編)

2016年2月16日
阿寒湖~摩周



阿寒湖のセイコマで少し元気を取り戻し、
摩周を目指してドライ路面のR241を東へ進む。

途中、道を間違えてR240を南下してしまい往復20km程のロス。
R241へ復帰してくねくね曲がった峠を越えて行く。

しかしこの峠道、人の気配が全くない…。
陽が沈んで真っ暗になったら涙ちょちょ切れそうな孤独感。
日没前に越えれて良かった。



雄大な雄阿寒岳





17:00。ほとんど雪の無いR241を走って摩周の道の駅「摩周温泉」に到着。
テントを張れそうな場所は無いかと辺りをウロウロ。


道の駅「摩周温泉」




辺りをうろついていると、にわかには信じがたい光景に出会った。

道の駅の隅に自転車が3台停めてある。
夏ならよく目にする光景かもしれないが、ここは2月の北海道。
しかもキャンプ道具満載で、ひと目で幕営しながらの旅だと言うのが分かる。
3台の自転車が只ならぬ雰囲気を漂わせているではないか。
これは本物の紳士に違いない!!


夏にはよく見かけるけど、ここは2月の北海道…。



「スゲー!!」
「2月の北海道に自転車ツアラーがいるとは!!!」
「これは是非お目にかからねば!」

と、テンション高めで道の駅の建屋の中へ。
すると3名の若者達がロビーで休憩中だった。

年代的には二十歳前後だろうか。
いきなりテンション高めのオッサンが話し掛けてもウザがられる事間違い無しなので、
気持ちを抑えつつ話しかける(笑)

彼等のここまでの行程は驚愕だった。

京都の大学のサイクリング部での活動で、
フェリーで小樽から上陸し、旭川を抜けてなんと!!
あの雪だらけの三国峠を自転車で越えてきたと言うではないか!!( ゜Д゜;)
そこから網走まで流氷を見に行って(見れなかった)
また内陸に戻ってきて、今日は摩周に泊まるとの事。
小樽から現在地の摩周まで約二週間。
残す旅程はあと一週間程。

いやはや言葉が出ない。
本物の紳士に出会ってオッサンは感動しましたよ(笑)

「最近の若いヤツは~」なんて言う人もいますが、
こんな若者に出会うと訳もなく「日本の未来は明るいな」と感じるのであります。

しばらく冬の北海道の旅話で盛り上がり(テンション高くてスミマセンでした(^^;))
落ち込んでいたオッサンもすっかり元気を取り戻せました。




時刻は18:00。
朝にどん兵衛食べてから何も食べてないのでフラフラしてきた…。
飯と風呂を求めて市街地へ。

ラーメン屋を見つけてすぐさま入店。
魚介しぼり醤油ラーメンを注文する。

うまい!エネルギーが切れ掛かっていた体にスープが染み渡る。


麺類ばっかり食ってるな…。




腹を満たした後は風呂屋を探す。
ラーメン屋さんで教えてもらった銭湯に来てみたのだが…。


はいはい、いつものパターンね。



むぅ。
ならばと、先ずはセイコマで買出しを済ませ、
お店の人に温泉を教えてもらう。
ここでセイコマ会員にも登録。


これでオレもホッカイダーの仲間入り?




セイコマで教えてもらったペンションでお風呂を済ませ、
(入浴のみも可能なペンションでトゥルットゥルの温泉だった。)
道の駅に戻った。

これで、ようやく酒が飲める。

気温は-14℃。
おもむろにサッポロクラシックをぷしゅっと…。

あれ?ぷしゅっって言わないな(^^;)

缶の中のビールは見る見る内に凍ってしまって出てこない…。

いつもならここでガソリンストーブを取り出して湯せんするのだが、
なんと!ここ摩周温泉には足湯があるのだった(^^)


24時間入り放題♪



凍ったビールを足湯で融かししつつ、自分の足も解凍する。
いやー温かい。足がしっかり暖まると全身がポカポカとしてくる。
足湯とビールが最高過ぎて出れなくなりそうだ。

辺りの側溝からは湯気が出ていて幻想的な風景。
空は満天の星空。

今日は色々あって疲れたなぁ。
(自業自得だけど…。)
疲れてテント張るのも億劫になってきたし…。
(道の駅でテント張るのも気が引ける。)

「よし!じゃあバイクと添い寝でもするか!!」
って事で、今夜は露天野宿に決定w

マットを敷いてシュラフを広げて寝床が完成。

気温は-14℃ 多分寝れるよね?




天気は快晴無風。
明朝は放射冷却でかなり冷え込みそう。
自身の露天野宿最低気温を更新できそうだ。


気温は少し下がって-16℃。
2本目のビールを飲み干し、シュラフにもぐり込む。


朝は何度まで下がるかなぁ。

明日は流氷見れるかなぁ…。



むにゃむにゃ…。



と、丁度寝入りそうな時だった。

人の声で目が覚める。

なんか辺りをウロウロしながら、
「これはまずい…。」
「これはヤバイ…。」
と、オッサンがブツブツ言ってる…。(オレもオッサンだけどw)


「あ~パッと見、凍死しそうな事やってるからかなぁ。」
「暖かいシュラフで寝てるから全然やばく無いですよー。」
「お願いだからお巡りさんとか呼ばないでー。」


と、心の中で呟きながら夢の中へ…。









3日目の走行距離
138km




3日目の大まかなルート










4日目前編へとつづく。










  


2016年08月15日

2016流氷ツーリング(3日目前編)

2016年2月16日
陸別町~阿寒湖



日本一寒い町、陸別町でのキャンプの朝は7時に起床。
一度も目を覚ます事もなく、朝までぐっすりと熟睡できた。

気温はかなり下がっている様で、
シュラフの中はヌクヌクだけど鼻の中が凍ってバシバシになる…(^^;)

テント内の気温は-16℃。
外は何度なのかと確認すると-22℃だった。


おぉ。さすがは日本一寒い町である。
(冬の平均最低気温が日本一低いらしい。)


最低気温は-23.9℃ v(^^)v




シュラフの口元には霜が…。




清々しい極寒の朝♪




-30℃には届かなかったものの、
キャンプ初日からこの冷え込みは幸先の良いスタートだ♪

これぐらい冷え込んでくれると空気も乾燥していてシュラフもあまり濡れないし、
テントの霜もサッと払えば落ちてくれるので快適キャンプを楽しめる。
(まぁ寒いけどw)



よし!せっかくの-20℃以下の極寒である。
電熱キャブヒーターを増設したXRの始動性を確認せねば!!

と言うのも、昨年の厳冬期北海道ツーリングでは、電熱キャブヒーターは未装着。
-20℃以下ではどんなにキックを蹴ってもエンジンは掛からなかった。
その時のツーレポはこちら→厳冬期北海道ツーリング(最終日前編)


走行中のアイシングはもちろん、キャブを暖める事での始動性向上も期待しての装着なのです。


電熱キャブヒーターのスイッチをONにしてチョークを引く。
数分待ってからおもむろにキックペダルを踏み込むと、明らかに去年よりクランキングが軽い。
ホンダのオイル「G4 0w-30」の低温特性の効果もバッチリ出てる様だ。
流石に1回では掛からないけど、5回目のキックですんなり始動♪
(昨年は50回踏んでも掛からなかった。)

これなら国内であれば始動不能に陥る事は無さそうだ。
今回の流氷ツーリングに向けて施した改善が抜群の効果を見せ、嬉しい瞬間である。


懸案事項の確認出来たので北海道限定どん兵衛で朝食。
もちろん10分どん兵衛(笑)


利尻昆布使用の北のどん兵衛 うんまい♪




朝食を済ませ、撤収準備をしていると施設の職員さんが出勤されたのでご挨拶。
(細かい場所は言えません…。)

冬の北海道で大っぴらにキャンプ出来る場所なんてほとんど無いので、
幕営許可を頂いてホントに助かりました。
職員さん、有難うございました。


のんびり撤収を済ませ、時刻は10時過ぎ。
気温はぐんぐん上がって-5℃。
晴天の流氷ツーリング3日目へ出発!



これこそ絶好のツーリング日和♪




今日も細かい予定は未定だけど、
なるべく東へ走ってオホーツク海側へ近づくつもり。

-23℃の素晴らしい極寒キャンプを堪能できた陸別を後にし、
先ずは道道143号で、一部ダートの「カネラン峠」を越えて阿寒湖を目指す。


今朝はキンキンに冷え込んだので路面はカツンカツンに凍ったフラットアイスバーン。
完全にスケートリンクの様だ。
車も全く走っておらず、クネクネとしたワインディングロードを楽しめる。
アクセルを開けるとリアタイヤが気持ち良く流れてくれる♪


しばらく進んでとあるコーナーに差し掛かった時、
ふと「ここで動画のオープニングを撮っておこう」と思いつき、
三脚をセットし、コーナーを立ち上がってくる動画を撮影する事に…。

しかし、これが今回唯一の転倒へと繋がる事になるとは…。

何度かカメラの前をドリフトしながら立ち上がるのだがイマイチ迫力が出ない。

「ならば豪快にスライドさせるか!!」
と勢い良くスライドしながら
「お!今回は良いんじゃない?」
と思ったのも束の間、キャンプ道具でリアヘビーな状態なのでスライドが止まらない(汗)

そのままフルカウンター状態でイン側の氷の壁に激突!

4輪のF1レースでよく見る「コーナー出口で巻き込んでイン側の壁へ激突!」状態である。



やっちまった…。

頭も打ったのか、フラフラして直ぐには立ち上がれない…。
フロントフォーク折れるか!?って勢いで突っ込んでしまったのでバイクの状態が心配(>_<)
足に力が入る様になってからバイクを起こす。

もしかしたらココで旅が終わってしまうのか、と心配しながらバイクの確認。

そうそう折れる事のないフロントフェンダーがバキバキ。
ユニバーサルのミラーはホルダーが割れて飛んで行ってる。
右ステップが「鬼ハン」ならぬ、鬼ステップの様に曲がってる。


オフ車のフェンダーってそうそう割れないんだけど…。



ミラーは根本から…。



鬼ステップか?




幸いフロントフォークや走行に支障が出る箇所は無事の様でホッとした。
まだ旅を続けられる。

ミラーは取り合えず装着し(固定できない…。)
ステップはタイヤレバーで何とか戻った。
しかしフェンダーはどうしようも無い。

XRよ済まぬ…。(涙)

どうしても避けられない転倒は仕方がないと思えるけど、
アホな事して遊んでての自爆なのでかなり落ち込む。

でも、体はアチコチ痛いけど怪我が無いのが不幸中の幸いか…。
誰にも迷惑かけずに済んで良かった。

以後、バカな真似は慎んで走ろうと反省しきり…。


取り合えず走行可能な状態に応急処置を済ませ、
気持ちを切り替えて先へと進む。



標高510mのカネラン峠を越えて少し下るとダートの雪道が現れた。
こんな車もほとんど通らない、
マイナーな道まで除雪が行き届いてる事に関心する。


ダートのカネラン峠



道道143からドライな国道241へ接続して阿寒湖を目指す。

峠を越えて携帯の電波が繋がったのか、さっきから電話が何回もなっている…。
バイクを停めて確認すると、やはり仕事の着信…。
それも幾つかの取引先から…。

自爆で落ち込んでいると言うのに追い討ちだな…(涙)

トイレにも行きたいので「茂足寄PA」に立ち寄って電話の応対。
「いつ来れます?」と聞かれても「当分バタバタしてまして(^^;)」
としか言えない…。

あちこちに1時間以上は電話していただろうか…。
ようやく終わって時刻は13:30。
東進再開。


雌阿寒岳を眺めながら仕事の応対…。




途中オンネトーへと立ち寄ってみるも、やはり通行止め。

道道949号からの雌阿寒岳


やはり無理ですな





転倒と仕事の対応で疲れたので阿寒湖湖畔のセイコマでコーヒータイム。
ホットコーヒがうまい。




時刻は15時。
陽も傾いてきたのでそろそろキャンプ地を探さねばと地図を見ていると、
私と同年代のご夫婦に声を掛けられる。

「この時期にバイクでツーリングですか!?」
「テント積んでるけど、もしかしてキャンプですか!?」
「あれ?YouTubeに動画アップされてませんでした!?」

と、ここでもYouTubeで昨年の動画を見て頂いた方に遭遇。

道央にお住まいで、ご夫婦で車旅行されてる途中なのだそう。
夏にはバイクでツーリングもされてらっしゃる様で、
色々道内のツーリング話も聞かせて頂きました。

この先のキャンプ地の事も色々訪ねたのですが最終的には、
「冬は分かりませんね(^^;)」
「そりゃそうですよね(^^;)」
で終了w

おまけに家に忘れてきた「0円マップ」もコピーさせて頂いて助かりました。

色々あって体も気分も落ち込んでたけど、
こうした旅の出会いのひと時で元気を取り戻しました(^^)


「早くキャンプ地を見つけないと…。」なので阿寒湖はどうでもよくなって出発。



摩周辺りまで行けば見つかるかな…。



夕暮れ迫る国道241号をひた走る。








3日目(後編)へとつづく。