2014年02月16日
2014/2/10厳冬期信州キャンプツーリング1日目
去年の夏頃から綿密に計画していた作戦を、とうとう実行する日がやってきた。
その作戦名は・・・
『厳冬期信州雪中キャンプツーリング』なのだ~!!
とまぁ、そんなに大きな声で言うほどの事でもないのですが…
(冬山やってる人からすれば、ただの冬の丘キャン程度)
しかし、キャンプ予定地の気温等を調べていると最低気温はマイナス15度程度までは余裕で下がる模様。日中も山間部では氷点下での走行が予想されます。
友人のバイク仲間に参加を募るも、「頭おかしくなったの?」とか「何の罰ゲーム?」とか「バイクでスキーは出来ないよ」などと励まされ、俄然やる気が湧いてきました。
防寒対策には万全を期し、バイクに関しても雪中走行対策を施しての出発です。
(防寒対策や道具系の詳細は、改めて記事にしようと思います。)
信州へのツーリングは4度目なのですが、今回は長野県入りするのに車を使用しました。
長野県松川町でクルマからバイクを降ろしてキャンプ道具を積み込み、そこからキャンプツーリングのスタートです。
(最近、オフ車で高速道路の長距離移動は腰が痛くて、長野に着く頃にはヘロヘロなんです…)
さて、前置きが長くなりましたが出発です。
午前11時、大阪の自宅を出発。午後2時半頃、松川町に到着してバイクを降ろす。
出発準備完了~
あったかヌクヌク車移動ともここでお別れ、3日後にまた戻ってくる予定。
ここからいよいよ「厳冬期4日間信州キャンプツーリング」のスタート。
今日の目的地は陣場形山頂の標高1400m程にあるキャンプ場。
このキャンプ場、夏や春には何度か来ているが、超絶に素晴らしい眺めなんです。
なんとしても真冬にここでキャンプがしたいのだが、この時期にどこまでバイクで登れるかは不明。
標高900m辺りから圧雪路も現れて良い感じ。(^^)
リアタイヤが滑り出したのでエア圧を下げていると、上からスノーシュー履いた人たちが下りてきて「バイクがいるっ!!」と驚いている。(普通、こんなとこにバイクはおらんわな)
せっかくなので上の様子を聞いてみる。
へっぽこ 「頂上のキャンプ場まで行くんですけど、雪はどんなもんですか?」
ハイカー 「ん~キャタピラ要るんじゃない?」
へっぽこ 「キャ、キャタピラですか…」
ハイカー 「頂上付近は軽く60cm以上だね」
こりゃ無理かなと思いつつ、お互いに「お気をつけて~」と挨拶をして出発。
少し進むと冬季通行止めの看板が…除雪区間もここで終了。
車やバイクの跡はなく、スノーシューとスキーの跡があるだけ。
気合を入れて積雪区間に突入する。
が、しかし…スパイクタイヤも全くグリップしない。
勾配も積雪も、まだそんなに大したことないのになんで?
2輪2足で漕ぐが進まない…
「あぁ、憧れの冬季陣馬形山キャンプ場には辿り着けないのか(TT)」
と心のなかでつぶやきながら、バイクから降りて気合で押しまくる。
ヘロヘロになるまで押してもまだ数百メートルしか進んでいない。時刻は午後5時。
頂上まではまだ、300m程の標高差がある。
「やっぱ無理や~」と敗退決定。
陣馬形山敗退orz
キャンプ地を探さなければ、と方向転換しているとスキーで下ってくるお二人が…
「おっ?バイク(笑)」と声を掛けられます。
スキーの方が「よくこんな所までバイクできたね~(笑)今日はクラストしてて雪質が悪すぎるよ」
とおっしゃっていました。
(スノースポーツはバイクしかやらないので、「クラスト」って何?って感じですw)
さて登ったぶん下る訳ですが、雪が「クラスト」してて(使ってみた(笑))
滑りまくる。転倒こそしませんでしたが、ひやひやしながら冬季通行止めゲートに到着。
先ほどのスキーの方がゲートを動かしてくれています。
へっぽこ「有難うございま~す」
スキーの方「気をつけてね~^^」
と言葉を交わしてキャンプ地探し。
すでに時刻は5時を過ぎており、日没まじかで焦っていたが案外すぐに良さげな場所発見^^
標高は1000m程,舗装林道の除雪区間終了の行き止まりです。
すでに暗くなってきているので、さくさくっと設営。
今回もテントは「ウルトラライトワンタッチテント」(名前が長い)
設営も撤収も楽チンポン
普段は小川のミルフォード12を使っていますが、楽チンそうなのでポチってみました。
設営、撤収ともに大変楽チンですが、中はかなり狭くインナー内の長辺は190cm程しかありません。
シュラフがインナーテントに当たるので結露対策は必須です。
設営が済んだら早速宴会開始^^
まずは-5度程度の気温の中、ビールをゴキュッ!!
最高です。この瞬間の至福の為にここまで来たと言っても過言ではありません。
(ただだの酒飲みやな)
ウィスキーも(山崎)ペットボトルに入れて持参
用意してた水が少なめなので水作り
今日の夕食レトルトカレーがウマー^^
気温がマイナス6度、7度と、どんどん下がってくる。
保温ボトルにお湯を入れておいて、ウィスキーのお湯割りに使う。
ラジオを聞きながらホットウィスキーをちびちび。今夜は月が出ていて周りの雪がキラキラしている。
ニヤニヤしながら、思わず「最高やな」と呟く。(やっぱりヘンタイですか?笑)
この時、本当に幸せな気分でいっぱいでした。
心地よい酔いのなか、シュラフに入って就寝。
明日は憧れの厳冬期ビーナスラインへ突撃する。
二日目前編へとつづく
その作戦名は・・・
『厳冬期信州雪中キャンプツーリング』なのだ~!!
とまぁ、そんなに大きな声で言うほどの事でもないのですが…
(冬山やってる人からすれば、ただの冬の丘キャン程度)
しかし、キャンプ予定地の気温等を調べていると最低気温はマイナス15度程度までは余裕で下がる模様。日中も山間部では氷点下での走行が予想されます。
友人のバイク仲間に参加を募るも、「頭おかしくなったの?」とか「何の罰ゲーム?」とか「バイクでスキーは出来ないよ」などと励まされ、俄然やる気が湧いてきました。
防寒対策には万全を期し、バイクに関しても雪中走行対策を施しての出発です。
(防寒対策や道具系の詳細は、改めて記事にしようと思います。)
信州へのツーリングは4度目なのですが、今回は長野県入りするのに車を使用しました。
長野県松川町でクルマからバイクを降ろしてキャンプ道具を積み込み、そこからキャンプツーリングのスタートです。
(最近、オフ車で高速道路の長距離移動は腰が痛くて、長野に着く頃にはヘロヘロなんです…)
さて、前置きが長くなりましたが出発です。
午前11時、大阪の自宅を出発。午後2時半頃、松川町に到着してバイクを降ろす。
出発準備完了~
あったかヌクヌク車移動ともここでお別れ、3日後にまた戻ってくる予定。
ここからいよいよ「厳冬期4日間信州キャンプツーリング」のスタート。
今日の目的地は陣場形山頂の標高1400m程にあるキャンプ場。
このキャンプ場、夏や春には何度か来ているが、超絶に素晴らしい眺めなんです。
なんとしても真冬にここでキャンプがしたいのだが、この時期にどこまでバイクで登れるかは不明。
標高900m辺りから圧雪路も現れて良い感じ。(^^)
リアタイヤが滑り出したのでエア圧を下げていると、上からスノーシュー履いた人たちが下りてきて「バイクがいるっ!!」と驚いている。(普通、こんなとこにバイクはおらんわな)
せっかくなので上の様子を聞いてみる。
へっぽこ 「頂上のキャンプ場まで行くんですけど、雪はどんなもんですか?」
ハイカー 「ん~キャタピラ要るんじゃない?」
へっぽこ 「キャ、キャタピラですか…」
ハイカー 「頂上付近は軽く60cm以上だね」
こりゃ無理かなと思いつつ、お互いに「お気をつけて~」と挨拶をして出発。
少し進むと冬季通行止めの看板が…除雪区間もここで終了。
車やバイクの跡はなく、スノーシューとスキーの跡があるだけ。
気合を入れて積雪区間に突入する。
が、しかし…スパイクタイヤも全くグリップしない。
勾配も積雪も、まだそんなに大したことないのになんで?
2輪2足で漕ぐが進まない…
「あぁ、憧れの冬季陣馬形山キャンプ場には辿り着けないのか(TT)」
と心のなかでつぶやきながら、バイクから降りて気合で押しまくる。
ヘロヘロになるまで押してもまだ数百メートルしか進んでいない。時刻は午後5時。
頂上まではまだ、300m程の標高差がある。
「やっぱ無理や~」と敗退決定。
陣馬形山敗退orz
キャンプ地を探さなければ、と方向転換しているとスキーで下ってくるお二人が…
「おっ?バイク(笑)」と声を掛けられます。
スキーの方が「よくこんな所までバイクできたね~(笑)今日はクラストしてて雪質が悪すぎるよ」
とおっしゃっていました。
(スノースポーツはバイクしかやらないので、「クラスト」って何?って感じですw)
さて登ったぶん下る訳ですが、雪が「クラスト」してて(使ってみた(笑))
滑りまくる。転倒こそしませんでしたが、ひやひやしながら冬季通行止めゲートに到着。
先ほどのスキーの方がゲートを動かしてくれています。
へっぽこ「有難うございま~す」
スキーの方「気をつけてね~^^」
と言葉を交わしてキャンプ地探し。
すでに時刻は5時を過ぎており、日没まじかで焦っていたが案外すぐに良さげな場所発見^^
標高は1000m程,舗装林道の除雪区間終了の行き止まりです。
すでに暗くなってきているので、さくさくっと設営。
今回もテントは「ウルトラライトワンタッチテント」(名前が長い)
設営も撤収も楽チンポン
普段は小川のミルフォード12を使っていますが、楽チンそうなのでポチってみました。
設営、撤収ともに大変楽チンですが、中はかなり狭くインナー内の長辺は190cm程しかありません。
シュラフがインナーテントに当たるので結露対策は必須です。
設営が済んだら早速宴会開始^^
まずは-5度程度の気温の中、ビールをゴキュッ!!
最高です。この瞬間の至福の為にここまで来たと言っても過言ではありません。
(ただだの酒飲みやな)
ウィスキーも(山崎)ペットボトルに入れて持参
用意してた水が少なめなので水作り
今日の夕食レトルトカレーがウマー^^
気温がマイナス6度、7度と、どんどん下がってくる。
保温ボトルにお湯を入れておいて、ウィスキーのお湯割りに使う。
ラジオを聞きながらホットウィスキーをちびちび。今夜は月が出ていて周りの雪がキラキラしている。
ニヤニヤしながら、思わず「最高やな」と呟く。(やっぱりヘンタイですか?笑)
この時、本当に幸せな気分でいっぱいでした。
心地よい酔いのなか、シュラフに入って就寝。
明日は憧れの厳冬期ビーナスラインへ突撃する。
二日目前編へとつづく
Posted by へっぽこ at 16:29
│ツーリングレポート │2014厳冬期信州キャンプツーリング
この記事へのコメント
茶や清涼飲料水が入ってたペットボトルにアルコールを入れて、酒になにかが溶け出したりしませんかね。
Posted by KO at 2016年07月05日 00:05
>>KOさん
ん~どうなんでしょうか?
ペットボトル入りのウィスキーもあるので、
他のペットボトルでも大丈夫かな?
と、あまり気にせずに使ってます(^^;)
ん~どうなんでしょうか?
ペットボトル入りのウィスキーもあるので、
他のペットボトルでも大丈夫かな?
と、あまり気にせずに使ってます(^^;)
Posted by へっぽこ at 2016年07月23日 15:54