2016年2月12日
自宅~北海道苫小牧
昨年、一年の中でも最も寒い時期の北海道へバイクにテント積んで行ってきた訳ですが、
その時は漠然と「厳冬期の北海道ツーリングは最初で最後かな~。」
なんて思いながら極寒の北海道を走り回っておりました。
が、夏が終わり秋が訪れ、冬が近づいてくると体の中で何かがウズウズしはじめ、
気が付けば新しいタイヤ製作やバイクの改良に取り掛かっていました(笑)
妻には「去年は流氷見れなかったし…。」と言い訳しつつ、
2016流氷ツーリングへ向けて粛々と準備を進めるのでありました。
今回の「2016流氷ツーリング」へ向けてバイクに施した改良は2箇所。
まずは消耗が激しかったリアタイヤ。
昨年の総走行距離は1681kmでしたが、1000km程でリアタイヤが消耗してしまい、
ツーリング後半ではかなり滑りながらの走行でした。
(幸い後半はドライ路面が多かったので事なきを得ましたが…。)
なので今回はリアのセンター部分のみ、東京の
「モタロー」さんに100本程の打ち込みを発注。
色々相談させて頂いて自分の手持ちの物より耐久性の高いピンで依頼。
両サイドの100本は今回も自分で打ち込み。
フロントはセンター部のみピンを打ち換えました。
今回もベースはAC10
そしてキャブレターのアイシング対策で電気式のキャブヒーターを装着。
XRは元々キャブヒーターなど付けられる様に出来ていないので、
ドリル片手にキャブに穴開けてタップでネジ切って装着。
キャブレターヒーター
これでアイシングとも無縁になるはず。
それに、エンジン始動前にキャブを暖める事で、-20℃以下での始動性向上も狙っています。
そして出発当日。
前日まで仕事に追われていて、旅に出る感覚も湧いてこなかったけど、
いつものホムセン箱にパッキングを始めると緊張が高まってくる。
フェリーは敦賀から深夜の1:00出航。
余裕をみて19時には出発するつもりが今回もバタバタで20時頃、
家族に手を振って出発。
いよいよ12日間の流氷ツーリングの始まりです!
近畿道から名神高速へ走り繋ぎ、湖西線で北上。
昨年は雪が積もっていた奥琵琶周辺も暖冬で全く雪がない。
23時頃、マキノ峠の道の駅で小休止。
結構ギリギリだけど何とか間に合いそう。
敦賀港到着は23:30。乗船手続きを済ませ乗船。
新日本海フェリー すいせん
船に乗ってしまえば20時間後には北海道。
後はビール飲みながらの静かな船旅を満喫・・・。
の、はずだったのだが、
何だか学生の団体がわんさかと乗ってきてフェリーの中はどんちゃん騒ぎ…。
複数の大学の合同旅行らしく、引率者もいないので手の付けようが無い、と言った感じ。
冬の新日本海フェリーの静けさは何処へやら…。
程よい緊張感を抱きつつ、まだ見ぬ景色に想いを馳せる船旅は3分で終わってしまった。
まぁ仕方が無いのでビール飲んで耳栓して寝よう。
北海道と言えばコレですな♪
翌朝、9時に起床。船も揺れず耳栓のおかげで良く眠れた。
コーヒー飲みながらマップルで何となく明日からのルートを考える。
まぁ、何処を走るかは天候次第で細かい事は行ってから考えるタチだし、
キャンプ地もその日に探してみないと分からないので予定は未定(笑)
その時の気分次第で東西南北、何処へでも行けるのが「キャンプツーリング」の良い所。
窓の外は雨…。
ルートの確認もそこそこに、後は飲んで食って寝て飲んで食って寝ての繰り返し(笑)
とは言え、下船9時間前から飲酒は控えてますが…。
船は定刻の20:30、苫小牧東港に入港。
少し緊張しながら北海道に上陸!
もうすぐ出撃w
凄い霧だな…。
上陸するとなんと!Twitterのフォロワーさん(JR8LWYさん)が港まで出迎えに来て下さいました。
仕事が終わって直行で120kmも走って来て下さり、何だか申し訳ない感じです。
JR8LWYさんも以前は雪道ツーリングに行ってらした様で、
やった人にしか分からない話で盛り上がりましたよ(^^)
YouTubeの動画も見て下さっていて、「同じ匂いを感じた(笑)」と仰っていました(笑)
お仕事終わりにわざわざ遠い所まで来て下さり、感激いたしました。
JR8LWYさん、ありがとうございました(^^)/
気温は7℃。マイナスではなくプラスの7℃。暑い…。
空は雲に覆われていて今にも雨が降りだしそう。2月の北海道だと言うのに考えられんな…。
フォロワーさんとお別れして前回と同じ苫小牧のネットカフェへ。
今夜はここで仮眠して明日は早朝出発。
まずはコレ♪
いよいよ明日から8泊9日の「流氷ツーリング」が始まる。
2回目とは言え、やはり緊張が高まってくる。
今年はどんな道と景色に出会えるのか。
1日目へとつづく。